2009年03月09日

女流棋士のすばらしさ

私は2チャンネルは嫌いだ。検索していて2chにたどり着いたりして読むことがあるが、大抵は気分が悪くなる。

今も将棋界の喧嘩がらみの情報を追うとたどり着く。

魑魅魍魎がバッコしている。

いつものことだが、弱い棋士や女流棋士をバカにしている。ただ強いというだけでトップ棋士にすり寄るようなことばかり書く奴もいる。

「将棋は楽しい。だからみんなに楽しんでみてもらいたい。弱くても楽しめる。」と言ってみても、将棋が弱い人をバカにすることが生き甲斐のような奴がはびこっているのが現実だ。

誰が楽しめる?ごく僅かな将棋バカだけが楽しむだけだ。2chを読むとそう感じる。

将棋を普及するだと?

女流棋士の将棋は個性的だ。高段者からみれば疑問手を指すかもしれないが、楽しめるのだ。男性棋士が指す将棋と違うから面白いのだ。

女性として生まれ、将棋が好きで、プロになるため努力する。プロになった後も。恋愛し、結婚し、出産し、子育てし、それでもまだ将棋を愛する。

男とは違う生き方をしている女性だから、違う将棋を見せてくれる。

女流棋士は弱いから認めないと言う御仁のしていることは、「高校野球は下手だ。テレビ中継する必要はない。」とこきおろすようなものなのだ。ピカソの絵を見て下手だとあざ笑うようなものだ。彼らは、残念なことに本当の価値がわからないだけなのだ。

岩根二段はすばらしかった。

勝利の笑顔をネットで見たが、母の優しさと強さと将棋棋士の喜びがあふれている気がした。

一方

将棋連盟は妊娠している女性への配慮など考えつかないらしい。対局は正座で行われたらしい。世間で言う少子化対策など、知らないのだろう。

多分、日将連会長は出産や子育て、そして教育にも興味はないに違いない。

出産で五番勝負に出られなくても、当然のように不戦敗にするのだろうか?

子供を産み育てることを尊重しないで、なにが教育だ?
posted by いしのひげ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイナビ女子オープンに岩根忍二段が挑戦


いやあ、心配した。

今日は、妊婦の岩根初段(挑戦決定で二段)がマイナビ女子オープンの挑戦者決定戦で対局していたからだ。ネットで見てもかなりお腹が膨らんでいるのがわかった。

4/19に矢内女王に挑戦することになるわけだが、出産予定間近ではないよねね。またまた心配。

今期は妊娠期間だったのに、19戦して13勝6敗。すごいものだ。ツワリ期間などは特に大変だったに違いない。

次の子が女の子なら、忍もいいなあ。岩根さんの垂れ目は妻に似ているし。笑顔がかわいいからね。

めでたし。めでたし。

しかし、妊婦さんがタイトル戦に挑戦というのも珍しい話じゃないか?すばらしいな。
posted by いしのひげ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

名人戦棋譜速報のアクセス障害って


先日3月3日の名人戦A級最終戦の名人戦中継でサーバーに繋がらない状態になったそうだ。私はそれ以前に別件で憤慨していたので、見ていないからよくは知らない。


お客様各位

お詫び

 2009年3月3日(火)の22:15頃から翌3月4日(水)0:55頃にかけまして、 想定を大幅に上回るアクセスをいただきました結
果、「名人戦棋譜速報」へのアクセスが困難となる現象が継続的に発生いたしました。

http://www.meijinsen.jp/news090303_2.html


ただ、名人戦棋譜速報については、以前にも同じようなアクセス障害があった模様なのだ。


お客様各位

2月1日〜2日に発生したアクセス障害について(続報)

 2008年2月1日(金)の対局開始直後から翌2日未明にかけまして発生しました、サービスへのアクセスが困難となる現象について調査を行いました結果、1月のメンテナンス時に実装をしたプログラムの不具合が原因であることが判明いたしました。
 本不具合につきましては、2月5日(火)に修正を行い、現在は解消しております。

(以下略)

http://www.meijinsen.jp/news080205p.html


年に何度も利用するものではないだけに、不具合は発生させないでもらいたいものだ。棋譜速報のシステムテストのために順位戦以外の中継もこなすとかしてはどうだろうか?
課金して大事な対局を中継できないというのは、如何なものか?

アマ戦でも、王将戦、朝日オープンでもいいから、Niftyを使って中継しておくべきではないか?無料中継すれば、負荷テストになるわけだし。

とにかくアクセス障害は致命的だよ。

やる気あるんですか?ないんですか?と、問いたくなる。
posted by いしのひげ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

どえらい喧嘩になった 将棋の一番長い日


3月 3日 11:10に将棋名人戦A級最終戦の中継場所でどえらい喧嘩があったようだ。


朝、A級順位戦最終局の中継で、将棋会館に。詳しくはこちら名人戦棋譜速報をご覧ください。自分の担当は郷田九段−木村八段戦だったのだが、対局開始の午前10時直前、自分は中継業務から強制的に排除されることになった。多くの皆さまにすでにご心配をいただいておりますが、詳細はまた、追ってお知らせいたします。

松本博文ブログ
残念ですが


中継を替わったのはどうやらこの方。
「棋譜・コメント入力=青葉から桜木に変更されました」


さて明日はA級順位戦の最終日です。今年も何らかの形で、中継のお手伝いをする予定です。道場にも登場するかもしれません。
今年はどんなドラマが見られるのでしょうか。

daichanの小部屋
帰京


女房がLPSA所属の女流棋士である片上五段。私が尊敬している森信雄師匠の弟子だ。
冴えんことになったねえ。


緊急声明
平成21年3月3日
LPSA名誉理事長・弁護士 錦織淳

 本日午前、毎日新聞・朝日新聞主催の名人戦・順位戦インターネット中継に関し、きわめてゆゆしき事態が発生いたしました。このインターネット中継の業務は、特殊な技能と経験を有するものであり、本業務の第一人者であり、LPSAのIT担当である松本博文氏が、毎日新聞単独主催であった2003年5月から委託を受けた業務であります。朝日新聞との共同主催になって以降も、まさしく本日この瞬間に至るまで、松本氏とのこの業務委託契約は、いわゆる継続的契約として、法的にも有効に存続したものであることはもちろん、実際上も円滑に遂行され、多
くの将棋関係者や将棋ファンに高く評価されてきたものであります。

 ところが、この件に関し、松本氏より再三にわたって相談があり、日本将棋連盟の主要な役員より、この名人戦・順位戦インターネット中継を事実上中心となって運営している毎日新聞に対し、不当な圧力が加えられ、「松本氏をこのインターネット中継業務からおろせ」との執拗な要求がなされていることが判明いたしました。私自身が毎日新聞担当者と直接お話をいたしましたが、「日本将棋連盟からの要求を拒絶した場合に、インターネット中継現場において大変な混乱が起きる、そのことはこれまでの将棋連盟関係者の言動により強く懸念される。つ
いては松本氏には中継現場には入らず、後方支援という形にしてほしい。この要請が受け入れられない場合は、当日の松本氏への業務委託を取り消さざるを得ない」とのことでありました。

(以下略)

LPSA
緊急声明
松本博文ブログ
緊急声明


LPSAと個人ブログのダブルポストだ。
女子プロ将棋協会は転籍した船戸女流二段が仕事を干されたこともあって、すばやい行動だ。

米長将棋連盟会長のページには

一介のネット中継者に過ぎない(失礼)松本博文氏(通称mtmt)に対して団体の長である私が目くじらを立てるのもおかしいと思われるかもしれません。これからの将棋界、ネットの在り方、倫理について極めて大事ですので今回きちんと書いておきます。

(中略)

会長の私は心のひろーい人間ですから、このままでも構いません。しかし他の理事も職員も燃えてしまったようです。
 竜王戦や棋王戦第一局に見られるように、日本将棋連盟のインターネット中継の実力は群を抜いています。しかし現状よりも飛躍した形態も考えております。これからはプロ棋士、パソコン操作する者を育成して、チーム力を更に高めて参ります。
 多くの職員からも提言があり、スタッフの中にプロ棋士参加が必須ですかね。ネット中継は倫理が必要と痛感しました。
 以上、本日は会長の責任に於いて、きちんと書き留めました。

将棋の話
mtmtなる人物


将棋が一番盛り上がる日にこんな騒動を起こすなんて、いい加減にしなさいと思う。

mtmtが正しかろうと、間違っていようと、mtmtの側に立つと村上春樹は言うだろうか?

有料中継のゴタゴタで迷惑するのは誰でしょうか?中継記者を急遽交代させて、準備もしていない棋士に記者の代わりをさせる。急病ならいざしらず。

甲乙ともに、中継閲覧者に謝りたまえ。と言いたい。

でなければ、金輪際、名人戦中継は閲覧したくないよ。
posted by いしのひげ at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

97角、88角、44角

中飛車としては楽しい手が指せた王将戦第五局。深浦王位の快勝だった。

羽生王将は58歩、57歩と飛車先を叩いていい感じになりそうだったが、橋攻めを逆用され、すかすかの陣形では粘りが利かなかった。

やはり35歩は無理しすぎかもしれない。

金と桂を蚊帳の外にした深浦の97角から88、44の手がかなりよかったと言うべきなんだろうね。

しかし、この対局の羽生名人は佐藤棋王が乗り移ったんじゃないかと思えた。前局の24銀からそう思える。
posted by いしのひげ at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

55歩 同歩 58歩か?

さて、王将戦第五局はどうなるんでしょうか?

相手の手をすかして言いなりにはならないぞという風な対局で、74歩に同歩が当たり前なところ。

58歩と叩きたいところなので、55歩はあるかも。より玉に近いところで動くのが合理的。35の歩を生かすためにも5筋を使いたい。

飛車は6段目に居座るような感じで、ここから一気に終盤に向かうか。

振飛車としては、97角をやりたい。こちらも5筋の歩を使うところだが。

はたして?
posted by いしのひげ at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

王将戦第5局 不可解にして喧嘩上等の35歩


深浦vs羽生第5局。先手深浦は中飛車を採用。私も中飛車を指すので、見たような局面が続き。

32手目、35歩。

どうするんだろうか?羽生王将。

玉頭位取りしなくとも中飛車には対策は多くある。どちらかと言えば力戦になるほうが中飛車側としては嬉しいはず。68角打ちから35の歩は只取りだが、果たして?

この展開でなければ、居飛車はまず右桂馬の活用を考えたい気がする。普通なら74歩〜73桂とか。64の銀も連携が取れるしねえ。いずれにせよ、このスカスカの陣形は怖い。一方振飛車としては、89飛車や41角打ちなどを将来の楽しみにして駒組みをしたいが、35歩を放置するのは癪にさわる。

喧嘩売ってるんかなあ、と見える。
posted by いしのひげ at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

詰め将棋 将棋 LOVE

image/yoisho63-2009-02-21T15:37:47-1.jpg

若島正・詰将棋解答選手権実行委員長からのメッセージです。

 詰将棋にはまったきっかけは、今でも思い出せる。初めて『詰将棋パラダイス』という雑誌を手にした、その昭和40年9月号(つまり今から40年以上も前のことです)に載っていた酒井克彦さんの5手詰が、どうしても解けなかったのだ。

http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem/e/fab44b1a904559dedd58d7fbf8dac77d どうしても解けなかった5手詰の話


この詰め将棋。気になったから考えてみた。

ポイントは26竜から

1)まず逃げてみる。
 45玉、56金、同桂、37桂
2)銀で竜を取る。
 同銀、24馬、36玉、46金
3)銀で竜を取る。(その2)
 同銀、24馬、45玉、46金
4)玉で竜を取る。
 同玉、44馬、35合、27金

いずれでも5手で詰む。

残り駒がないという点で、1)の26竜、45玉、、、が解答ということになるのか。26竜と竜を押し付けるところが面白い。

解けないと悔しい人がいるようなのだが、私はあまり悔しくない。どちらかと言うと鮮やかな詰みを楽しみたい方なので、解けても解けなくても構わない。この詰め将棋のようにただ捨ての駒を取ると詰み、というのが私は好きだ。

駒を取りたくないのに取らさせられて、しかも詰み。

大体、将棋ファンの中にも将棋が強くないといけない、詰め将棋が解けないといけないと、小うるさい人が多いように思える。将棋の総本山、日本将棋連盟などは4段でなければ会員になれないんだって。

ただ、単純に楽しめればいいんじゃないかね。

将棋は強くないと楽しむこともできない程、底が浅いのですか?難しい将棋は解説してくれたら理解はできる。コンピュータプログラムも補足はしてくれる。

楽しいですよ。将棋は。
posted by いしのひげ at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

第58期王将戦第4局 56角の活躍

後手一手損角換りという難しい戦法で始まった第4局。
58osho-4.gif

羽生名人が56角を指すと勝つイメージが私にはある。
角換りや横歩取りではこの位置に角を据えると、相手にはきついものがある。アマの下級ではまずこんなところに角を打つ人はいない。やはり角を馬に成りたいからだろうが、56ではまずそれは望めない。

だが、角の機動力を活かすにはここがいい。23と83の両睨み。相手は戦力分散を強いられてしまう。

深浦王位は右銀を活用できなくなった。

そして、羽生は露骨な34銀。強烈な24銀と二度の攻めをみせた。

この完勝で、竜王戦から羽生名人の調子は落ち気味かと思っていたが、王将戦防衛に向けていい感じになったようだ。
posted by いしのひげ at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

65歳と35歳の口喧嘩

将棋の世界は不思議である。

会長65歳(米長邦雄氏 http://www.yonenaga.net/w_syogi.htm)とフリーの将棋観戦記者35歳(mtmt氏 http://mtmt-blog.com/2009/02/post-1244.html)がネット上で自身のブログを使って口喧嘩なのである。

通常は間接的な言い合いというのは収まることをしらないので、できうる限り直接話し合って解決を図るのが最善だろうと思う。電話では顔が見えないのでニュアンスが伝わらず火に油を注ぐ。さらに電子メールで喧嘩などすると、喧嘩腰の言い合いや罵倒、罵り合いに成りかねない。

ブログでも変わりは無い。

しかし、65歳になっても勝負根性から逃れられないものかもしれない。理事会会長ともなれば知らぬ振りで十分だと思うのだが、売られた喧嘩(あるいは売りつけた喧嘩)には勝たねば気が済まない模様なのだ。流石にさわやか流だと思う。

うまく一手稼いで米長玉で勝ちを狙っている。


さわやか日記 2009年 2月 5日
夕方になってストーカーと理事が話をしている。隣の部屋まで怒鳴り声が聞こえてきましたが、何を言い合っていたのかは分かりません。ストーカーにはそれなりの理論があるのでしょう。
http://8154.teacup.com/yonenaga/bbs


相変わらず、会長御自身は狡猾だ。米長氏の兄弟は東大卒ばかりらしい。それでか、東大出身者の扱いには長けている。mtmt氏は東大卒なのだそうだ。

理屈で勝っても、勝負には勝てない。

プロ将棋の棋譜はすばらしいのだが、こういう泥沼のいざこざを見聞きして単なるファンは閉口するしかない。所詮は将棋ファンなど、将棋連盟にはなんの関係もないのだからね。
それでいて公益法人なのだから、ねえ。
posted by いしのひげ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月23日

森信雄七段、村田顕弘四段に勝つ

ベテランの将棋棋士が若手に勝つのは難しいらしい。竜王戦六組での対局だった。

対局の日は憂鬱な気分がするように、森信雄さんのブログから感じられた。

失礼だが、たぶん勝つ気がしないんだろうな。勝利するイメージがわかないのだろう。イメージがないことをするのは、かなりしんどい。若くても、それは変わりない。

試験でいい点を取ったことがない人は試験が憂鬱だったりする。塾で教えていて、よく感じたことだ。
ただし、まだ試験は自分が頑張れば報われる。

将棋の場合、若いほど有利なのだ。より整備された定跡の中で将棋を覚え、より高度な指し手を自分の物にして成長してくる。そんな相手にはベテランは並の努力では勝てない。
成長過程で吸収したものと、努力してこなしているものでは、奥行きが違う。

ベースが違う。

つまり、ベテランは竹槍を手にして、若手は最新鋭の重火器を装備しているようなものか。
それでも竹槍は丸腰というわけではないから、工夫次第では勝つ。経験が生かされれば勝つ。

トップクラスの棋士でも年とともに上位では活躍できなくなる。仕方がないことだ。ただ、将棋のより深いところに触れた棋士は長く活躍できるようだが。

私は、昔アマチュアの小さな大会で小学生に負けた時は、かなりへこんだ。その対局は持ち時間が少なかったから、こてんぱんにされた。
posted by いしのひげ at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月10日

里見香奈倉敷藤花、稲葉陽四段を破る


昨日、19時くらいだろうか。関西将棋会館の前を通り、本屋に向かっていた。1階ロビーを覗くと少女が携帯電話を操作しているのが見えた。

雰囲気や背格好が女流棋士里見香奈に似ていると思った。

新人王戦で関西将棋会館で稲葉四段と対局の予定だったのだ。

引き返してサインを頂こうかと思ったのだが、躊躇われた。いくら強い里見倉敷藤花でも、新進気鋭の稲葉四段に勝てただろうか?携帯電話を操る姿は、悔しい報告かもしれない。大体イベントでもないのに突然こんな親父から声を掛けられれば迷惑だろう。

とりあえず本屋に行き、将棋世界を購入してから考えようと思った。つまり、将棋世界の表紙にサインをもらおうと考えたのだった。

ここ福島には私の知る本屋は一軒だけ。本屋の前に立つと張り紙が一枚。12月で閉店したとの由。ああ、ロンド書店。

サインをもらう気持ちも失せた。なぜに小さな本屋が無くなっていくのだろう。我が子が成長する社会には本屋は存在しないのかもしれない。
幼い頃の私には、近所に本屋や古本屋は多数あった。図書館も区内に複数あったのだ。やりきれぬ思いの中、調子のよい思惑は吹き飛んでいた。

今朝、里見さんが稲葉さんに勝利したという報道に触れた。今になるとサインをもらわなかったことが残念だ。

香奈は、私の娘の名前の候補でもあった。

せめてお話したかったとも思う。私には返す返す残念だが、里見倉敷藤花が素晴らしい成長を遂げられていることがどういうわけか嬉しかった。
posted by いしのひげ at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

ニュースカフェで竜王戦が

ニュースカフェという携帯サイトがある。

そこにはニュース語り場なる掲示板があるのだが、今回の竜王戦がお題になった。

まあ、うれしい。

なぜ嬉しいかと自問すれば、それはやはり今回の竜王戦がすばらしかったから。

今回の竜王戦には名局と呼ぶにふさわしい棋譜はないと断じたブログを読んだりもしたのだが、確かにそうだとしても、この七局は、七局通じてのすばらしさは名局だと言わざるを得ない。

将棋通にとれば、一局一局には名局はないかもしれない。だが、七局通してのこのドラマは名局。筆舌に尽くしがたいタイトル戦だったと言える。神が用意したとしても、これは出来過ぎな要素だらけだ。

二人の永世竜王資格者が戦い、一人には永世七冠がかかり、若き王者は三連敗。その第四局は打ち歩詰めルールがなければ敗れるぎりぎりの局面で、大逆転。
その後の対局では渡辺が完敗したのと同じ玉の三一(七九)への移動に羽生が再び攻めを仕掛ける。意地の張り合い。負けず嫌いな男たちが黙りながら指していたが、駒は吼え叫んでいた。

第四局の前には、渡辺明の妻からの激励がブログに寄せられたりもした。漫画「スラムダンク」安西先生の言葉だった。
諦めたら、そこでゲームセットだと。

そして流れは変わり、とうとう羽生名人が完敗までした。

この一連の対局そのものが一つの将棋だった。二人の棋士は一局、一局の将棋だけでなく、七局の将棋を総じて一つの対局として戦った。

名局と言わずにいられるか?

将棋に詳しくない初心者であっても、この七局は楽しめるはずだ。一つ一つの対局が織りなすストーリー。ドラマ。

五年前のタイトル戦から、この両対局者は対戦が少なかった。それは、このときを待っていたのではないか、と感じられた。対戦して勝ったり負けたり、見る側も見慣れてしまう、そんな状態になるのを避けていたのではないかとさえ思う。

二人は今年ネット対局したが、それさえ羽生のクリックミスによる反則負けで、敢えて二人に対局をさせなかったように、今では感じる。

心が震えるような将棋が見たくありませんか?

ここにあります。
posted by いしのひげ at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

渡辺明氏、五連覇 初代永世竜王の誕生

難しい将棋だった。二日目、羽生の封じ手から始まったのだが、どちらが優勢なのかわかりにくいまま進んだ。

羽生の九二と金などは悩ましい対局のを象徴する指し手だった。

とは言え、
羽生の二四歩、二三歩で渡辺玉は押し込められた。これではさすがに辛いかと思ったが、四二金がよい手で、渡辺玉は踏みとどまった。

中継ブログは評価が二転三転して、どちらが勝つのか、19時を過ぎてもはっきりしなかった。私は羽生名人が勝つのではないかと最後の辺りまで思っていた。少なくとも入玉だと。

前代未聞の三連敗からの大逆転で羽生名人を下し、初代永世竜王になった。

おめでとう。将棋魔王渡辺明。

すごかった。いいドラマを見せてくれてありがとう。

氏のブログに感謝のコメントを書き記したいくらいだ。それは無理だが。


だけどね。
いつまでも、B級でぐずぐずしてもらっちゃ困るんだよ。羽生を倒した男が、それではいけない。

森内、佐藤、羽生を破った渡辺明が名人に就かなくては、誰も満足しない。
posted by いしのひげ at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

竜王戦 決戦第七局始まる

あまりに贅沢な、贅沢な対局が始まった。

余りの贅沢さで来年度の竜王戦はもはや盛り上がらないのではないかと、心配さえする。

28日にはTBS情熱大陸で、今回の竜王戦が放送される。まさか、ここまでの結果になるとはテレビ関係者も想像しなかったろう。
春の名人戦以上の結末が待っていそうだ。NHKのプロフェッショナルも面白かったが、情熱大陸にはそれ以上の素材が用意された。

第六局からわずかに一週間が過ぎ、決戦第七局が始まった。
私にはどんな対局になるか想像を巡らせる間もなかった。

ささやかなインターバルの間に、朝日オープンで両者は対局していた。

なんて、贅沢なんだ。

第六局が終わり、翌週月曜に羽生、渡辺の二人が対局。

そして二日後、舞台は将棋の街天童に移された。

おい、おい。

一週間あまりの期間に、羽生名人渡辺竜王の対局が三度だよ。二人は五年前の王座戦で熾烈な対局をした後、ほとんど対局していなかったんだから。

なんと贅沢なんだ。

恋愛にたとえるなら、かつて短い期間愛し合った二人が会えなくなり、五年後再会し、抑えていた溢れんばかりの愛情が迸り、狂おしいまでに愛を確かめ合っているかのようだ。

さて。

朝日オープンで羽生善治が後手。渡辺明が先手。結果は竜王の勝利。対羽生戦に四連勝した。

第七局は振り駒で、名人先手、竜王後手だ。将棋の神とも呼ばれる羽生相手に五連勝は至難の業かもしれない。朝日の対局で羽生に勝ち、さらに調子をあげて、渡辺魔太郎が勝利を掴むかもしれない。

悩ましい。

対局は一日目を終えた。

第六局と同じく後手の急戦矢倉に進んだ。明竜王は、不動明王の如く激しい。いささかも怯まない。危険な殴り合いを選んだのだ。神を相手にどつき合いだ。あるいは彼は阿修羅なのかもしれない。

羽生が渡辺角を虐めにかかり、待望の四六角からと金を作り、渡辺が五二飛車としたところで封じ手になった。

この局面、羽生が自分の玉頭から攻めたために渡辺の角と桂馬が玉頭を占めていて、中央からの飛車、銀の攻めがつながれば羽生玉はかなり危うい。両面攻撃になりかねない。

羽生の銀、桂、飛車は未だ攻めに加われず
posted by いしのひげ at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

竜王戦のドラマ

演出家がいるとしたら余りに嘘くさい演出だと思う。

三連敗から三連勝。

共に、初代永世竜王をかけた戦いだ。打ち勝てば渡辺は五期連続で、羽生を超える連覇記録を狙えるのは渡辺明だけと言えるだろう。

が、羽生名人には初の永世七冠をかけた戦いでもあった。さらに羽生の七冠ロードが開ける。

そこに、タイトル戦初の三連敗後の四連勝もかかることになった。今までタイトル戦で、三連敗から逆転したことはないのだ。実現すれば、語り継がれる大逆転劇だ。
多分、タイトル戦で羽生相手に四連勝した棋士はいないはずだ。もしかしたら、タイトル戦を除いてもいないだろう。

できすぎ。

これがドラマや映画なら、過剰な演出だと言わざるを得ないところ。

来週の対局はもったいない。
来年まで延期してもいいくらいだ。
どんな結末が待っているか。長く待ち、想像を巡らす時間を楽しみたい。

私が演出家なら、次回は持ち時間12時間のワイド版でお送りする。

舞台は将棋の町、天童。

やはり、できすぎ。臭すぎるよ、将棋の神様。


しかし、三一玉には第三局の七九玉を想起させられた。渡辺は七九玉を二手損にさせられたのだが、第六局では同じ様な手を餌に使った。
負けず嫌いな男だよ。
posted by いしのひげ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

コンビニで谷川浩司九段を見る

ローソンで買い物帰りだったようだ。

元名人もコンビニを利用するのだな。夕食休憩に飲むものを購入しに行ったんだろう。

だが、A級順位戦のためか顔色に疲れを見せていた。三浦八段が優勢に局面をすすめているのか。
関西将棋会館での対局だ。

永世名人は以前見たときと同じで、凛とした雰囲気は変わらない。姿勢がよいのだ。背筋がぴんとして、美しい。歩く姿から、姿勢の良さを感じさせる人は少ないものだ。

自然体でいながら、張りつめた空気を纏っていた。

私は、寺の僧侶を連想した。
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2008年12月02日

天彦、戸辺、中村亮介を見た

将棋会館の近くで、三人が歩いてるのを見かけた。昼一時を回っていた。

今日は名人戦の順位戦だったようだ。

厳しい対局だと思うのだが、表情には余裕があった。大学生がスーツ着て歩いてるだけにしか見えなかった。
たぶん、戦況も有利に進んでいたのだろう。

私は客先提案の説明に出かける途中で、極めて気乗りしないでいた。

三人を見てうらやましい気がした。

しかし、昼食はどこで食ったんだろう?あの三人。
posted by いしのひげ at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

打ち歩詰めの勝利、竜王戦第四局

第三局までとうって換わって、羽生が堅め、渡辺が攻めた第四局。

戦型は相掛かり。互いに飛車先の歩を繰り出す出だしだ。私は子供の頃よく指した形で、そしてよく負けた。でも、初心者には楽しい形なのだ。とにかく飛車が使えるのだから。

さて。
羽生の棒銀模様に、渡辺が五二玉の中住まい。こうなると穴熊には組み替えられない。渡辺は攻めるしかない。

五年前の王座戦挑戦の頃の渡辺明は、相掛かりに似た横歩取りを得意にしていた。それで羽生は苦しめられた。危うく王座を奪われるところだった。森内は渡辺に竜王を奪われた。
そして、五年が過ぎた。渡辺明は横歩取りや相掛かりはあまり指さなくなった。激しい戦いよりも、矢倉や穴熊という合理的な作戦を好むようになったと思う。

羽生は三連勝し、渡辺が得意としていた戦型に誘導したのではないかと思う。羽生が苦しめられたあの頃の渡辺明に勝ち、竜王を奪おうと考えたのだろうか?だとしたら、渡辺から全てを奪う冷徹さだ。
渡辺明はこの対局に敗れれば、立ち直れないほどの痛みを感じただろう。

この対局は羽生が有利に進めた。堅陣に籠もり、渡辺が攻めざるを得なくした。渡辺玉が入玉を目指し、敵陣に突き進む。局面は渡辺玉が動く場所がない、羽生の飛車、金、香に囲まれる絶体絶命になった。
羽生の持ち駒は桂に歩。歩を渡辺玉の前に打てば詰みだが、それは打ち歩詰めといって反則になる。

渡辺は完全に終わりを迎えていながら、打ち歩詰めというルールだけに生きながらえていた。

両者はこの局面を当然読み切っていただろう。
だが、一枚でも羽生に駒を渡せば、渡辺は負ける。

冷静に飛車をうち、羽生の攻めの支えの 銀と羽生玉につめろをかけた渡辺明。

さすがだね。
posted by いしのひげ at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

里見香奈、女流棋士タイトル「倉敷藤花」をとる

島根在住の高校生が女流棋士のタイトル倉敷藤花をとった。里見香奈、16歳。

今までにも10代のタイトル保持者はいた。現女流名人の矢内もそうだ。だが、東京に住まない地方在住者のタイトル奪取は初めてではないか?

東京で切磋琢磨しなければ、強くなれないという先入観は打ち砕かれたかもしれない。男性棋士にも東京から関西に転籍して、成績を向上させた方もいるようだ。
かつて新潟に在住した大平五段がいた。新潟在住のまま棋戦に優勝でもしたら凄いことだと思ったが、果たせずだった。こういうことを試すだけでも大器大平の片鱗が窺えた。

一人の少女が成し遂げたことは、極めてエポックメイキングなことだ。

多くの棋士は讃えるだけで、その大事を本質的に評価していない。

彼らは、日本一生活費の高い東京に一局集中して暮らす棋士生活に疑問を抱くべきだ。将棋普及と言うなら、地方に散らばり日々の普及に努める。
なにゆえ高価な首都生活にしがみつく?

本部も将棋の町天童に移転してはいかがか?

島根に暮らしても、タイトルを奪える。里見はさらに名人挑戦の最短距離にいる。
この事実を、プロ棋士は自問するべきだろう。

しかし、大山名人ゆかりの地で、これほどの偉業を果たした里見香奈の将来は注目に値する。
posted by いしのひげ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | SHOGI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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