2011年02月17日

青空文庫で太宰の「人間失格」を読む

太宰治「人間失格」とは、女に持てるハンサムな金持ちのおぼっちゃんのモラトリアムな回顧録。

ごたいそうなタイトルで、かなりむかつく。高校の頃、太宰治信者のような奴がこの作品を読むよう薦めたのを思い出す。また、それにむかつく。

人間失格なんてタイトルほどのこともない。人間として何が失格かと問えるほどのことは何もしない。主人公にはどこまでも自己中心的な生活しかない。だから、箱庭的な世界観だ。薄っぺらい。高校当時も嫌いだったが、今はもっとむかつく。最後まで読み続けるのは難しいな。

主人公の葉蔵がやさしい人間だというのはわかる。人の心がよく理解できるらしいのもわかる。だが、とても独善的で、かっこつけすぎる。自己を正当化する言葉がやたらと出てくる。時折、卑下しているのはポーズにしか思えない。

カフェの女の件など、ひどすぎて笑った。グダグダ言ってるくせに、悪友をカフェに連れて行き、只酒を飲ませてもらうばかりだ。挙句、カフェの女と一緒に自殺だと。人間失格というよりは、ちゃんと自分の人生を生きろよと呆れるだけだ。彼には、自殺する理由すら見当たらない。ほんとに呆れる。

最後まで読続けられたなら、私も我慢強い人間に変わったということだな。
posted by いしのひげ at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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