2011年04月25日

勝負と楽しみと

将棋だと、どうも理解されにくいのだが、私は勝ち負けに拘らない。それのどこが楽しいのという顔をされることがある。将棋で勝負に拘らないなんてと。でもねえ、だって、興味ないんだもの。

ある程度強くならないと将棋が楽しめないのは確か。高い次元で楽しめるようになる。ギリギリの攻めあいで、どう指すかとかは弱いと思いもつかない。相手の王を詰ましたり、必至をかけたりできなければ、そういう局面を作るどころか考えることさえできない。

でも、勝ち負けに興味ないんだよなあ。

これが酒なら、まだ分かってくれるかもしれない。酒を楽しむには、ある程度強くないといけない。一滴で酔いつぶれると、いろんな酒を楽しめないからね。それでも昔は酒を競う人がかなりいた。

誰が一番飲めるか。誰が一番最後まで飲んでいられるか。

そんなこと興味ないわ。私には勝てないし、勝っても嬉しくない。いかに酒を楽しく飲むかの方が興味深い。
大酒のみと飲むよりは、美味しく飲む輩と杯を交わしたい。できればキレイに飲んでくれる洒落ものか美人が一番か。

こういうことを競技スポーツで言おうものなら、あからさまな侮蔑を食らったりもする。勝負から逃げるなとか、負け犬とか。流石にそれには怒るけどね。でも、それで相手に勝ってみせると云う気にはならない。

誰が一番かというのは、退屈だと思わないかね。その基準も退屈だったりする。勝負といっても、トーナメントもあれば、リーグ戦もある。将棋だと持ち時間の違いもある。プレーするのは楽しいけれど、勝ち負けだけがすべてじゃない。それは一面だからね。

でも、勝ち負けがないのは楽しくない。

そう、勝ち負けが無いのは楽しくない。実際、学校教育からなくなっていたらしい。成績の順位を公表しないとか、徒競走で一番、二番を決めないとか。玉入れで玉の数を数えないとか。

勝負にこだわる人を否定するつもりは更々ない。そういう人がプレーするのを見るのは楽しい。羽生名人や渡辺竜王なんて、勝負の鬼みたいだからねえ。

ただ、誰もが勝負に拘る必要はないはずだよ。それでいて、勝負をなくす必要もない。一番は称賛されるべきだし。

でも、道はそれだけしかないわけじゃない。
posted by いしのひげ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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